捨てられるお供え物を支援に活用

2.飢餓をゼロ

お寺に渡したお供え物は、その後どうなっているのでしょうか。

私事ですが、昨年父が亡くなりました。
今までお寺とあまり関わりがありませんでしたが、
法要のためお世話になる機会が増える中でこのような疑問を抱きました。

お寺では、法要の度にお菓子や果物などの食品を受け取ります。
そして、お供え物としての目的を果たした後、
まだ食べられるものは活用できないのか調査しました。

本レポートを是非ご覧ください。

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1. お供え物が廃棄されている

  • 食品ロスは2020年に年間522万tで、1人当たり1日茶碗1杯分にあたる食品が廃棄され、2015年以降減少傾向にあるが2030年までの目標値である489万tには届いていない
  • 食べ残しや製造時のロスがよく取り上げられるが、それらの統計に入らない目的を果たした寺院のお供え物も廃棄されている
  • 故人に対してお供えしたものを頂くことは、気が引けるのではないか
  • 近年では寺院によって持ち帰りを促し、残されたものは寺院の方針によって活用する動きが出てきた

廃棄せずに済む活用方法は

2. お寺のお供え物を母子支援施設などの福祉施設に提供

  • 2017年に設立したNPO法人おてらおやつクラブは、奈良県安養寺の松島靖朗氏が発起人となり、子どもの貧困問題解決を目指してお供え物を活用する活動をしている
  • 活動趣旨に賛同する全国のお寺と各地域のNPO団体や社会福祉協議会などの支援団体と連携し、橋渡し役となってお菓子や果物などの食品や日用品を届ける
  • 支援を受ける人の繋がりが目に見えた方が、継続的な支援に繋がるのではないか

「お供え」を「おすそわけ」する支援を継続するために

3.地域内での連携強化へ

  • 個人と支援者とのつながりが間接的で、お寺を頼っていいという認識が薄まってきている
  • 身近な地域に困った時に頼れる場所があり、地域の課題は地域で解決できるつながりがある事が理想
  • 食品を扱う企業同士が協力して、食品ロスとなる期限間近の商品をひとり親家庭や貧困家庭に提供する場所を地域資源を活用して作り、支援者と個人がつながるきっかけを増やす

「もったいない」を「ありがとう」に変える

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