釣りから考える海洋ごみと生分解

14.海の豊かさを守ろう

海が抱える環境問題を知っていますか?

釣りによく行く筆者は、ごみが浮く海を見てきました。
その大半は、プラスチックが占めています。

ごみが出ることによって漁業や観光に被害をもたらすため、
関係各社はその対策をとりはじめています。

ぜひ、本レポートをご覧ください。

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1. 海洋ごみ問題

<社会課題>

  • 海洋ごみの65.8%を占めるプラスチックは半永久的に分解されることなく、世界的に問題視されている。その内容は、漁業や釣りに関わる用具が多く含まれている。
  • 釣り糸が切れてしまったり、魚がくわえて海中で吐き出してしまったり、そのような事象は日常的に起こり、そのままごみとして海中に残ってしまう
  • 海が汚染されることによって生態系バランスの崩壊だけでなく、漁師や海水浴客の怪我など危険に及び、漁業や観光業への悪影響も危惧される。

2. 生分解性の釣り具

<解決事例>

  • 名古屋の食品包装資材商社、株式会社折兼は、生分解性食品容器で海ごみゼロアワード2021『環境大臣賞』を受賞し、釣りエサ容器に応用。釣具専門店の株式会社フィッシングマックスと共同開発した。
  • 1990年代から業界初の生分解性プラスチックラインとして、東レ・モノフィラメント株式会社が海に残留しやすい釣り糸に生分解性樹脂を採用したが、すでに製造を終了している。
  • 環境配慮型商品には、コストに加えて、耐久性といった機能性が伴わなかったのではないか。

3. 耐久性を諦めない開発へ

<企業展望>

  • 環境配慮を最優先した原材料として用いられる生分解性ポリマー(高分子化合物)は、耐熱性や強度と相反する
  • 生分解性でありながら安価に強度を保てる代替素材が採用されることが理想である。
  • 生分解性のある代替素材として、トウモロコシなどを原料にした生分解性の樹脂を一定の強度が求められる製品の素材に使用することができ、同様の開発がますます求められる。

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