不要になった衣類の行先と物流を問う

12.つくる責任 つかう責任

年々、体型の変化で持っている服を着られなくなり、
流行の変化もあり衣類の買い替えが激しくなった筆者。

衣類が増える一方で、不要となった衣類を整理してみると、
ごみ袋2袋が満杯になり驚いた経験がある。

リサイクルショップに持ち込んでも行列の末、買い取りはわずか。
大半の売れなかった衣類は廃棄処分するほかなかった。

今までたくさんの衣類を廃棄して勿体ない気持ちになり、
長持ちする衣類の着用を意識しはじめることとなった。
このような境遇の方も少なくないのではないだろうか。

実際に衣類の廃棄量はすさまじく、環境への影響は大きいらしい。
衣類への意識変革に向けて考察したので、ぜひご覧いただきたい。

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1. 衣類の廃棄物増加による地球温暖化加速

<社会課題>

  • 日本では、不要になった衣類や売れ残ってしまった衣類が年間約50万t廃棄されている。廃棄における主な処分方法は焼却である。
  • ファストファッションの台頭により安価な衣類が増え、消費者は気軽に手に入り、気軽に廃棄するようになり、衣類のライフサイクルが短くなった。
  • 生産過程でも生産コストを下げる為に大量生産をしなければならなくなり生産者側での余剰在庫の大量廃棄にも繋がっている。
  • 世界のファッション業界全体で生産・廃棄時のCO2排出は年間12億トンにおよび、国際航空業界と海運業界の合計よりも多い。

2. 服づくりにおける無駄の削減

<解決事例>

  • 衣類メーカーの株式会社ファーストリテイリングは、長く着られる高品質の服を作ると共に、あらゆる無駄を無くし、環境型社会の実現と資源効率の最大化を目指している。
  • 同社は企業として「つくる責任」を果たすため、消費者から商品を回収し、服から服へのリサイクル『Re.UNIQLO』や、難民へ寄贈を行っている。
  • 消費者が不用品を回収場所に持参する場合、その手間によって持参を諦め、結局廃棄してしまう場合があるのではないか。消費者から不要の衣類を回収する作業には改善の余地がある。

3. 衣類回収の手間とコスト削減に挑む物流システムの改革

<企業展望>

  • 商品を安価に設定すると、回収作業に関する物流システムまでコストを賄えない可能性が高まる。
  • 手間と労力がかからないまたは消費者にメリットがあるリサイクル方法が理想である。
  • オンライン発注の配送に際して梱包を再利用して消費者側に不用品の送付システムを提供できるのではないか。消費者にとっても配送の梱包材の廃棄の手間が省けるため、利便性が高まると考えられる。

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