『もったいない』を減らす食品ロス削減レシピ

15.陸の豊かさも守ろう

ご存知でしょうか。
我が国の食品ロス量は、2020年に年間522万トンでした。

「食品ロス」とは、食べられるのに捨てられている食品のことです。
世界的な飢えや栄養不良についてはご存知の方が多いかと思いますが、
実は日本でも子どもの貧困は7人に1人と深刻なのです。

筆者自身にも子どもがいます。
未来ある子どもたちのためにも食品ロス問題に関心を持ち、
自発的な削減に取り組みましょう。

本レポートでは、自身でもロス削減に取り組むべく
食材や残りがちな調味料を捨てない方法を調べてみました。

どうぞご覧ください。

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1. 食べられるのに廃棄される食品が多い

  • 日本の食品ロス量は2020年に年間522万tで、そのうち家庭での食べ残しや、未開封のまま捨てる直接廃棄、野菜の皮を厚く向きすぎるなどの過剰除去による家庭系食品ロスは年間247万tであった。
  • 家庭内において、作りすぎや過剰購入、見映えの悪さ等から、食べることができる食品が廃棄される。
  • 食料資源が有効活用されず途上国の飢饉に影響することはさることながら、食品の焼却処理によって世界全体で排出されるCO₂は3番目に排出が多い国に相当。地球温暖化による気候変動に繋がっている。

2. 大阪府では、おいしい食べきりレシピをご紹介

  • 国内で2番目に廃棄物量が多い大阪府では、「大阪府食品ロス削減推進計画」を2021年3月に策定し『“もったいないやん!”食の都大阪でおいしく食べきろう』をスローガンに取り組みを進める。
  • 府内の管理栄養士育成過程の8大学とともに学生プロジェクトを立ち上げ、捨てられがちな食材や調味料を使った食べ切りレシピを大阪府のホームページ上に約50件掲載し、レシピ動画をYouTubeに掲載。
  • 各動画の再生は30回前後であり、掲載にとどまり閲覧や活用への誘導に余地がある発信方法を見直すことで、実際にレシピが活用される機会の増加が期待される。

3. パッケージへのレシピ掲載へ

  • ターゲットの設定が曖昧だと、レシピや発信方法への工夫に余地が残り消費者に情報を届けきれない。
  • 料理する消費者に情報が届き、レシピが人々の目に留まる機会が増えることが理想である。
  • 野菜や調味料を無駄なく使い切るレシピに「時短」「節約」などターゲットに合わせたメリットを掛け合わせ、気軽にできる簡単な方法を調味料や食品のパッケージに掲載する。

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