筆者は競馬が好きです。
自分の好きな競争馬が引退後に牧場で飼育されていましたが、
途中でいなくなり所在不明になってしまったことがありました。
これをきっかけに引退後の馬のことが気になり、調べました。
ぜひ本レポートをご覧ください。
1.活躍できず働けなくなった競走馬が殺処分される
- 日本では、人都合により飼育できなくなった動物が殺処分され、生物の消耗が常態化している。中でも競技から引退した競走馬は生産頭数と同等の年間7,000頭殺処分されている。
- 2022年に7,800頭が生産された一方で、1万800頭がレースを引退。馬の飼育には年間40万円から100万円程度かかり、引退した馬を受け入れられる牧場や乗馬クラブには限りがある。
- 世界的にSDGsが掲げられる中、殺処分が行われることで世の中の動きと逆行してしまうのではないか。
2.日本ホースボール協会が引退馬を活用してW杯に初出場
- 2012年に設立された日本ホースボール協会は、引退馬に新たな活躍の場を作り、これを通して日本と世界との親交を深めていくことをミッションに活動している。
- 引退馬(引退競走馬)を率先してホースボールの練習に採用し、引退馬を積極的に採用している乗馬施設等を優先的に利用。2022年8月にW杯に初出場した。
- ホースボールのスポーツ人口は国内で30人とされ、野球の730万人と比べて大幅に少なく、活躍できる引退馬の頭数には限りがある。
3.競馬場での体験によりスポーツ人口の増加へ
- ホースボールが人目に付く機会や競技を見れる機会が乏しく、認知度の低さに加えて気軽に始められないことから、スポーツ人口が少ないのではないか。
- 競馬で活躍していた馬が引退後も活躍する場面を見続けられることが理想である。
- 馬が好きな人が集まる競馬場での体験を行うことで、認知度を高めて競技人口の底上げを図り、これにより活躍できる引退馬を増やすことが期待される。
レポートのダウンロード
※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。