音楽フェスから始まる食品廃棄物の有効活用

15.陸の豊かさも守ろう

筆者にとって日常の楽しみである音楽フェス。

そこでSDGsの取り組みができれば、
社会が少しでも良くなっていくのではないか。

そんなことを願って取り組みました。
ぜひ本レポートをご覧ください。

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1.年間1,500万トンを超える食品廃棄物

  • 農林水産省の発表によると、 廃棄物処理法における2020年度の食品廃棄物は合計で1,624万トン
  • 飲食店やイベントにおいては、客の食べ残しや発注ミス、調理余剰(客数の予測・需要見込みを誤り料理を作りすぎてしまうこと)などが主な原因にあげられる。
  • 食品を焼却処理する際に排出されるCO2が地球温暖化の一因となり、気候変動などの環境問題を招く。

2.音楽フェス会場の食べ残しを完熟たい肥に

  • ロックバンド「くるり」が主催している音楽フェス「京都音楽博覧会」が環境のための取り組みとして「資源が“くるり”プロジェクト」を2022年に始めた。
  • イベントでの食べ残しや余った食材など食品由来の廃棄物を入れるコンポスト・ステーションをフェスの会場である梅小路公園に設置。完熟たい肥を生成し、公園樹木の肥料として還元した。
  • たい肥の活用方法の工夫により、近隣住民一人一人との関係を強化できる余地があるのではないか。

3.近隣住民との関わりを深めるためにたい肥を活用へ

  • たい肥を公共施設に提供するなど住民にとって間接的な活用は資源循環を実感しにくいのではないか。
  • 全国のフェス会場にコンポストが設置され、たい肥が必要な人に有効活用される状態が理想である。
  • イベント運営者は、会場の近隣で植物や食材を育てる人に直接たい肥を届けるなど住民との関わりを深めるツールとして活用し、地域の協力を得た持続可能なイベント実施に繋げることが期待される。

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