超高齢社会における人とAIの関わり方

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

歯止めのかからない日本の少子高齢化。

筆者の住む地域でも、昔は賑わっていた商店街で
シャッターを閉じたままのお店が増えてきました。
小規模事業者にとって、後継者を探して事業を継続することは
大変な時代になりつつあります。

一方で、IT技術やAIの発達により人の仕事はどんどん自動化されています。
本レポートでは、AIを導入して事業継続に取り組む試みを通して、
AIと人の将来の関わり方について考えました。

ぜひご覧下さい。

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1. 超高齢社会で失われる技術

  • 日本では2021年に休廃業・解散した企業は44,377件あり、統計を開始した2000年以降、2020年(49,698件)、2018年(46,724件)に次ぐ3番目の高水準(東京商工リサーチ調べ)。
  • 2007年時点で超高齢社会*に突入し、 2020年に65歳以上の高齢者は全体の28.6%に増加。全人口や出生率の減少により今後も増加が見込まれる。
  • 小規模の個人事業主においては「事業を継続するつもりはない」と答える割合が23.2%を占め、後継者がいない為に廃業を選択することで失われる技術や文化が増えるのではないか。

「文化を絶やすな…」とある伝統企業の挑戦

2. 酒造業界で初のAI導入実験

  • 岩手県の酒造である株式会社南部美人とITベンチャー株式会社imaは、2018年2月よりITやAIの最先端技術を使って日本の伝統技術を社会で活性化させる合同プロジェクトを開始した。
  • お米を水に入れて適切なタイミングで引き上げる「浸漬」の作業において、1人前になるまで10年かかるとされる人の目による判断をAIができるようにAI画像処理技術水の浸透率を数値化。
  • IT技術やAIが発展して他の工程でも活用されることで、人間の役割が危ぶまれてしまうのではないか。

IT技術やAIの発展によって人の仕事が無くなっていく?

3.人とAIが役割分担できる仕組みづくりへ

  • 人とAIの共存方法が十分に考えられないまま開発や導入が進む中、45.3%の人が「10年後、AI(人工知能)によって自分の仕事がなくなる」と回答(アドフレックス・コミュニケーションズ調べ)。
  • AIが技術を知識として蓄えて次の世代へ受け継ぎ、人とAIが共存できることが理想である。
  • 人はニーズに応える新しいアイディアを考え、AIは学習や分析による作業効率化でアイディアを形にする補助をすることで、AIの発達とともに人が生み出す製品造りは発展できると考えられる。

「人は知恵、AIは知識」お互いの良さを繁栄の礎にして未来を築く

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