みなさんは現代の若者の心理傾向をご存知でしょうか?
「最近の若者は」や「今時の若い者は」などと言われることがありますが、
日本ではゆとり教育などを経て、多様な価値観を受け入れてきた背景があります。
筆者も、社内で求められる多様性に応えるため、従業員から挙がった意見をもとに、
着心地よく快適な状態で仕事が出来るような制服を検討しました。
「通気性・吸収性」を重視した新しい制服は、夏季や作業時にぴったりです。
今後も従来の型にとらわれず時代のニーズに合った制服を検討するため、
本レポートの題材として改めて調査を行いました。
是非、ご覧ください。
1. 「制服」に関わるジェンダー意識
<現代人の制服に対する要望と配慮の変化>
- 学生へのアンケートで、社会人になった際に制服を「着たい」という回答は4割を占めている。私服の場合、服に汚れや傷がつかないか気になり集中力が低下することが要因に挙げられる。
- 制服を求める声の一方で、性別によって区別された異なるデザインに違和感が抱かれる。既に学生制服では、教育現場で関心が高まるLGBT配慮としてジェンダーレス制服の採用が広がっている。
- 多様性が尊重される現代においては、職場における制服・ユニフォームの導入や見直しについても慎重に検討しなければならない。
→多様な業種の潜在的なニーズに応える作業服の変化とは
2. 作業着×スーツで、作業もお客様対応もできる機能性を実現
<新しい作業着を女性チームが開発>
- 水道工事業を営む株式会社オアシスライフスタイルグループは、清掃・設備・建設業界の人手不足や若年層の減少を深刻な問題として、マイナスイメージの一変を図っていた。
- 2016年に女性チームが新しい作業着を開発。見た目はスーツだがジャージのように伸び縮みする生地は水や汚れに強く洗濯機で洗えてすぐ乾き、あらゆる現場の作業員に人気の商品となった。
- 屋外や身体を動かす業務に限らず、オフィスワーカーの制服にもソリューションが必要ではないか。
→オフィスワーカーの快適な職場環境とは
3.熱を感知して送風する次世代空調管理へ期待
<社員が快適に仕事をするためのオフィス環境の実現>
- 着心地の良い服装、快適な状態で仕事ができるように、オフィス環境の制服にも夏用・冬用の2種類が設けられていることが多いが、人によって体感や価値観の違いがあり微調整は難しい。
- 制服は心地よく働くためのツールのひとつであると捉え、服装に固執しすぎず柔軟な選択肢を持つことが望ましいのではないか。
- 温度調整においては、オフィスの適正なエネルギー消費を保ちながら、センサー等で個々人に快適な環境をつくる次世代空調管理の開発が期待される。
→業務効率を上げるための快適な職場環境へ
レポートのダウンロード
※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。