新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、
3密を回避できる遊びとしてアウトドアが注目されました。
筆者も興味を持ち始め、今では月に1度、
自分と妻と愛犬の3人でキャンプに行っています。
喧噪を離れ、自然の素晴らしさを体験する中で、
少しでも自然のために出来ることはないか調べてみました。
是非、本レポートをご覧いただきたい。
1. アウトドアブーム、ゴミ放置で自然環境に影響
<社会課題>
- BBQなど屋外の食事後、ゴミや道具の放置という心無い行動が発生している。日本オートキャンプ協会の調査では、ルール違反の発見や報告、注意の「頻度が高い」回答が最も多いのはゴミ置き場だった。
- 日本では2011年頃からアウトドア人口が増加する中、コロナ禍の影響で3密を回避できる遊びとしてもブームが重なった。
- 初心者が処理に困りやすい灰炭や生ゴミは、悪臭の発生や河川への流出など地域の住環境に影響を与える。景観を重んじる奈良県天川村や兵庫県芦屋市など、自治体によるBBQ禁止の条例が増えてきている。
→灰炭やゴミ問題をどのように解決するか?
2. BBQ後の灰炭やゴミをリサイクル
<解決事例>
- 2018年に設立された大阪市の株式会社エイトダイニングは、飲食業やBBQレンタル事業を展開。
- 使用済みの道具や灰炭まで片付けまで代行する一方、木炭をバイオ炭として農地の土壌改良剤に利用する。さらに、その畑で作った野菜を利用者に提供。
- 一般的な生産方法と比べて、味や安全性といった品質にも好影響が明確であれば、購買意欲に繋がるのではないか。
→美味しさをどのように消費者に伝えるか
3.生産背景を伝えることで目標設定に繋がる
<企業展望>
- 環境に配慮した商品の提供者は、エコである根拠や生産背景を積極的かつ十分に利用者へ発信していない場合があるのではないか。
- Webサイトだけでなく、実際の利用場面における対面説明によって、エコな活動から派生する成果物に関心をもたれることが理想である。
- さらに提供者側は、CO2削減などどれだけ環境貢献に繋がっているのかを分かりやすく定量化することによって、商品特性から企業特性に拡大してモチベーションや目標設定に繋がると考えられる。
→自らが関わるクールベジタブルを積極的に選択する社会へ
レポートのダウンロード
※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。