無限ではない、エネルギー。
特に依然として化石燃料に依存している途上国では、
停電が発生するほどエネルギー不足は深刻化しています。
日本にいると、どこか縁遠い出来事と感じてしまうのではないでしょうか。
一方で省エネルギー商材の改良は進み、効率の良い消費が求められています。
地球温暖化やエネルギー価格の高騰など、エネルギー問題の未来を考えたい。
そんな思いで本レポートを作成しました。
どうぞご覧ください。
1. 電気使用量の変化によってCO2排出が増加
- コロナ禍で家庭での電力需要は146kWh/年・世帯増加(2020年3月~2021年2月)。 これによりCO2排出は67.5kg-CO2 kg増加し、これはエアコン270時間の使用にあたる。
- 2020年におけるテレワーカーの割合は22.5%で前年度から約7%増加し、家庭でのエアコン、照明、パソコンなどの使用増加が起因している。
- CO2排出の増加により温暖化に拍車がかかり、異常気象や海水面の上昇への影響が懸念される。
→CO2削減のために企業が取り組んでいること
2. 省エネルギー商材「エコキュート」の改良が進む
- 省エネルギー商材「エコキュート」は、パナソニックホールディングス、ダイキン工業、三菱電機など大手電機メーカーを中心に販売が進められ、 2001年の販売開始以降800万台以上出荷されている。
- 安価な深夜電力を使用し、自然冷媒方式で給湯器の使用量を約30%削減しCO2排出を削減。寒冷地用や薄型の機種などあらゆる条件下で導入しやすい開発が進んでいる。
- 機能の改良は進んでいても、設備業者による買い替え時の提案においてユーザーへの導入が促しきれていないのではないか。
→家庭への導入をさらに進めるために
3. 一般ユーザーのためになる提案へ
- 企業が購入者と再び接する契機は故障時など受け身な場合が多く、新たな特長や環境配慮をリアルタイムで案内できず、購入者の課題に寄り添った効果的な提案に繋がっていないのではないか。
- 改良機能を提供することで、電気料金の高騰など購入者のお悩みを併せて解決できることが理想。
- 販売企業は研修会などで製品の理解を深めるだけでなく、購入者とコミュニケ―ションが取れる場やツールを提供し、自然と省エネ商材を選びたくなる購入者目線の提案に生かすことが求められる。
→知ることから始まる未来の環境改善