生まれ変わるコーヒー粉

2.飢餓をゼロ

筆者は毎日コーヒーを飲んでいます。

この機会にコーヒー粉の再生について調べてみると、
いろいろな商品に生まれ変わっていることに驚きました。

ぜひ本レポートをご覧ください。

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1.食品の製造過程での食品廃棄物量が多い

  • 2021年度に日本で523万トンの食品ロスが廃棄され、このうち食品の製造過程における廃棄物など食品関連事業者から発生した量は279万トンと半数以上を占めた。
  • 飲食店等にとっては、分別に手間がかかることがリサイクルの実施が難しい原因と考えられる。
  • 食品ロスが焼却されて温室効果ガスの一種であるCO2が排出されることで地球温暖化の一因となる。最終処分場の寿命も迫り、2022年度末の時点で残り23.4年と言われている。

2.コーヒー粉を再生した国産クラフトジンを販売

  • エシカル・スピリッツ株式会社は、廃棄素材を使用して再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャー。日本航空株式会社と株式会社JALUXとともに、2023年11月に新たな商品開発・販売を行った。
  • JAL国内線の羽田空港ラウンジでコーヒーを抽出した後に残るコーヒー粉を再生してクラフトジン『Re FLY』を開発。ベースにも酒粕を蒸留した「粕取り焼酎」を使用し、従来よりCO2eを28%削減。
  • 取り組みを拡大に向けて、特定の場所だけではなく他にコーヒー粉を廃棄する飲食店や店舗からコーヒー粉を集めるための回収や分別の仕組み作りがハードルになるのではないか。

3.回収の仕組みを作ってリサイクル量の増加

  • 提供量が少ない店舗だと廃棄するコーヒー粉の量も少ないため、リサイクルによる対価よりも回収にかかる費用が上回ってしまうことが懸念される。
  • 飲食店や販売店などの提供量に関わらずコーヒー粉のリサイクルが浸透していくことが理想である。
  • コーヒー豆など原料の販売企業がハブとなり、コーヒー粉を貯められる容器を配布し、溜まったら原料納品時の帰り便や販売店への直接持ち込みにより回収することで、リサイクルの促進が期待される。

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