筆者はもともと動物園が好きで
天王寺動物園でホッキョクグマを見ていました。
ある日、テレビでドキュメンタリー番組を目にし、
北極の氷が解ける調査から生態系の崩壊を知りました。
痩せ細ってしまったホッキョクグマたちが
食べ物を求めて人が住む陸地にまであがり、
慣れない地を歩きまわる姿にショックを受けました。
是非、本レポートをご覧ください。
1.北極の生態系崩壊
<社会課題>
- 北極の氷は、1979~2022年の43年間で1年当たり8.7平方キロメートル解けてしまった。これは、北海道の面積に匹敵する。
- エネルギー源となる化石燃料からのCO2排出などにより、地球温暖化が進行している。世界平均気温は過去100年で0.74度、海面水位は17cm上昇した。
- 北極に生息するホッキョクグマが捕食するアザラシは、海氷で出産や育児を行う。これがなくなると生態系バランスが崩れてしまう。
2.北極の氷の再凍結プラン
<解決事例>
- アリゾナ州立大学の地球宇宙探査班(SESE)のSteve Desch教授を中心とした研究チームが海氷の再凍結を研究。
- 風力ポンプを設置し、海水をスプレーすることで氷を厚くする構想を2016年より公開・提唱。
- 実現においては、107平方キロメートルの10%に対して1,000万個もの大量の設備を要し、57兆円もの資金がかかる。
3.技術アイディアから社会実装への壁を越える
<企業展望>
- 経済的なメリットを享受でるビジネスモデルが確立していなければ、長期的な目線で投資判断が難しいのではないか。
- 容易に安価にできる、誰でもできる、北極へ簡単に行けることが理想である。
- 実現には、設備の高効率化や物流運搬・交通を改善する技術開発が求められる。
レポートのダウンロード
※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。