パン好きの筆者が感じた疑問。
「私が購入せず売れ残った美味しいパンは、どうなっているのか?」
課題があることは知っていても気付かないふりをしていた食品廃棄について、
好きな食べ物に焦点を当てて調べてみました。
お酒が好きな人も必見です。
ぜひ本レポートをご覧ください。
1. 店頭販売される商品における大量の食品ロス
- 日本で廃棄される食品は2020年に522万tにも及ぶ。その内訳は家庭系が47%(247万t)、事業系が53%(275万t)である。
- 一般的な店頭販売では、顧客に購買意欲を与えるために商品を販売見込み以上に製造して陳列し、廃棄が当たり前になっている。
- 賞味期限の短い商品を販売する食品小売業を対象にリサイクルを行う企業が働きかけを始めている。
→ 廃棄されるパンからビール製造
2. 会社内に保育園を設置して働きやすい環境を作る
- フードテック企業の株式会社CRUST JAPANは、循環型経済やよりサステイナブルな社会の実現を目指し余剰食料のアップサイクルで高品質且つユニークな製品を生み出す。
- パン工場と直接取引して回収した廃棄品をビール原料の麦芽の一部に使用。2021年3月に先行販売を開始し、2023年5月時点で2,536 kgのパンを再利用、42,620リットルのビールを製造した。
- 麦芽として使用できるパンは食パンの耳などに限定され、バターやクリームを使った菓子パンや総菜パンは使えないため、再利用されずに捨てられるパンがまだ多く残っているのではないか。
→ 生産から販売の見直しで廃棄を減らす
3. 生産から販売の見直しで廃棄を減らす
- 食品をリサイクルする技術はあっても、導入ための追加コスト負担や分別の手間がハードルとなり、現場に浸透されないのではないか。
- 廃棄される前に再販売、加工して二次利用するなど、売れ残りを作らない製造条件の見極めが必要。
- 製造者は、廃棄を減らすために賞味期限の延長や消費動向の予測、別の商品への加工など、販売段階ですでに工夫された状態にすることが求められる。
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