廃棄物の有害物質から我々の生活を守る

11.住み続けられるまちづくりを

複数の工事現場へ足を運ぶ日々の中で、コンテナが目に留まりました。
中には大量のゴミが捨ててあり、まだ使えそうな資材もたくさんあります。

全ての現場からほんの一部ずつでも集めて再利用できれば、
ゴミが減り、環境も良くなり、資源の無駄使いを止められるではないか。
小さな行動でも未来に残せるものが増えていくと思います。

是非、本レポートをご覧ください。

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1. 不法投棄による水質・大気・土壌・生物への悪影響

<社会課題>

  • 不法投棄において令和2年度末の残存事案は2,782件にのぼり、新たに139件以上が発覚している。
  • 排出事業者または無許可の業者、許可を受けた処理業者による産業廃棄物の組織的・計画的な事案が絶えず、自社の利益や利便性を優先することで発生している。
  • 不法投棄された廃棄物の有害物質は河川、海域等の水質汚濁や土壌汚染を引き起こし、下層の土壌や地下水も汚染する。また、景観の悪化、害虫の発生などももたらす。

→我々の生活を守る綺麗なまちづくりが図られる

2. 街ぐるみで警告PRや監視、巡回を行う

<解決事例>

  • 環境省によって『全国ごみ不法投棄監視ウィーク』が5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)までの1週間に設けられ、全国的に都道府県や警察、地域住民や地域住民団体の活動を活発化させている。
  • 不法投棄の監視は企業も市場を見込み、NECやJAXAなどはドローンやAI検知カメラ、通報システムを開発して、国や地方自治体と連携を図りながら対策を支援している。
  • 処分コストの高騰を招く最終処分場の残余容量逼迫など、不法投棄の根にある処理事情にも目を向けなければ、深刻な状態は変わらず事案は巧妙化していくのではないか。

→不要なものを必要なものにするために

3. 再利用・リサイクルのシステム構築へ

<企業展望>

  • 3Rに加えて繰り返し使うことやシェアによって、物を捨てずに大切に扱う概念は認知されている。しかし、「安く早く」を求めながら「適正処理」を信じて追わない業者任せの委託は危険である。
  • 生活者や排出事業者の「捨てない選択」や「再生品を選ぶ価値観」を行動に起こすことによって、再生資源の価値が上がり、投棄することはおのずと減少できるのではないか。
  • 個々の考え方やモラルに委ねず、教育や意識啓発のPR活動により改善することが必要である。

→国・地域・企業と共に「消費」を見直す

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