毎日のひといきに欠かせないコーヒー。
以前は喫茶店やカフェを利用していた私ですが、
最近ではコンビニの頻度が上がっています、
当たり前においしく安く手に入るようになった
コーヒー一杯の原価に変化はあるのでしょうか。
「2050年コーヒー問題」は気候変動だけでなく、
生産者の貧困や健康にも影響するそうです。
SDGsにある社会課題は、遠い異国の話で終わらず、
わたしたちの日常と深く関わっています。
企業としての責任選択と情報開示を考察し、
新たなマーケットの展望をレポートにまとめました。
どうぞ、本レポートをご覧ください。
1. 生産者の貧困問題と厳しい労働環境
<経緯>
- コーヒー生産者の多くは、熱帯地域の発展途上国に暮らす小規模農家であり、地球温暖化による気候変動や環境破壊の影響を受けやすく、過酷な労働環境と貧困が問題なっている。
- 健康被害のひとつの要因に、大手グローバル企業からコーヒー豆を低い代価で買い取られ、土地を拡大する為の大規模な開発のために森林伐採や農薬・化学肥料の大量使用が挙げられる。
- 生産に適した土地の5割は消滅し、1日の労働時間は12時間を超え、進学率の低下も引き起こしている。
→安くて美味しいコーヒーを提供する日本のコンビニでは?
2.ローソンのMACHI cafe、認証農園豆を採用
<レイクフォレスト・アライアンス認証>
- 日本のコンビニチェーンである株式会社ローソンは、店内淹れたてコーヒーサービス「MACHI cafe」の提供を2011年に開始して10周年を迎えた。
- 国際非営利環境保護団体「レインフォレスト・アライアンス」が推進するレインフォレスト・アライアンス認証を受けた農園のコーヒー豆を使用し、環境保全や農園労働者の生活向上に貢献している。
- 持続不可能な生産環境の認知は低く、2050年にコーヒーの供給が不足する恐れがある。
→従来と全く異なるコーヒー栽培を考察する
3. “代替豆”が生産条件を変える
<業界を変える企業の挑戦>
- 経済活動の中心ではない赤道近くに限定された生産地区では、地球規模の気候変動に対応しながら安定供給を継続することは難しい。
- 代替豆など生産者にも消費者にも選択肢が増え、コーヒー豆であることに縛られない新たなマーケットが育つのではないか。
- バイオコーヒーなど、コーヒー豆を使用しない同様の商品開発で生産条件や効率から変容をもたらすことができる。
→サステナブルなコーヒー経済へ