筆者が海洋プラスチックについて考えようとしたきっかけは
海に出かけたときに見た海辺の光景が あまりにもきたないと感じたからです。
そのなかでもプラのごみが圧倒的に多かったのが印象的でした。
そこでなぜプラのごみが多いのか疑問に思い私はこの内容について興味を持ったので、 このテーマに 決めました。
1.海洋プラの増加による影響
<社会課題>
- 世界の海には、毎年約800万トンものプラスチックごみが流出していると
推計されており、 1分間にごみ収集車1台分が海に投棄されている計算となる。 - その大半は、ポイ捨てや不適切な廃棄物管理によって発生し、雨風によって 川へと流れ込み、 やがて海にたどり着く経路をたどる。
- 生き物に誤って飲み込まれたそれらは消化されず体内に蓄積され、腸閉塞などにより命を落とす原因となるほか、人間にも免疫低下やホルモン異常などの健康影響を及ぼす可能性が示唆されている。
2.包装・容量・素材の最適化(株式会社良品計画)
<解決事例>
- 無印良品は、提供する商品やサービスや活動を通じて、資源循環型・自然共生型の社会、持続可能な社会の実現を目指し、容器素材の見直しや資源循環を前提とした取組みを積極的に展開している。
- たとえば、飲料容器をアルミ缶に変更し、詰め替え商品のパッケージを再生紙素材に置き換えることで、脱プラスチックとごみ排出抑制の両立を図っている。
- 商品単体での工夫にとどまらず、生活者の購買行動やごみ排出習慣を変える仕組みづくりが次の課題として企業に求められている。
3.日常に埋もれた課題を、構造から問い直す
<企業展望>
- プラスチックは適切に扱えば資源となるにもかかわらず、分別不良や不法投棄によって再利用されずにごみとして環境中に放出されている未利用資源がある。
- 消費・分別・回収・再資源化が社会全体で円滑につながる循環構造が確立されている状態こそが、企業と生活者の両者にとって理想的な社会像である。
- 商品やサービスの提供段階から回収や再利用を前提とした設計・情報発信を 行うことで、企業は社会全体の資源循環を牽引する役割を果たすことができる。
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