筆者は子を持つ親です。
子どもは知らない間に育ちます。
ものすごいスピードで情報を入手して育っていきます。
実際、大人びているかもしれません。
しかし、コミュニケーションの経験がまだ少ないなかで
大人と同じ土俵で最先端のツールを使っています。
「危険がないわけがない!」
そんな子どもたちに何が出来るのかを調べてみました。
是非、本レポートをご覧ください。
1.子どものスマホトラブル
<社会課題>
- コミュニケーションが複雑化するなか、子どもたちの34%が「グループチャットで問題が起きたことがある」と回答した。(こども家庭庁による調査)
- 学年別のスマホ所有率は、小学5~6年生で急増し、全体の約4割強がスマホを持ち始めている。この年齢下・監督者がいない環境化、子どもたちだけでグループチャットが半強制的成立している実情。
- 事前にルール設定がないまま、意見の相違が発生し、事象の大小を見極められないと問題が大きくなりやすい。相手の顔が見えないため気が大きくなり誹謗中傷を助長し、いじめの原因にもなりえる。
2.ルールの意識
<解決事例>
- 2023年4月発足の行政機関「こども家庭庁」は、こどもと家庭の福祉や健康の向上を支援し、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」に関する政策を検討。
- この法律に基づき、携帯電話各社はキッズスマホを展開。Hamee株式会社が開発した「Hamic」シリーズは、子どもを守る機能に特化して、追加料金なしで利用できる。
- 残念ながら、制限が利用者の意図を上回るがゆえに、キッズスマホ自体を選ばない選択をする家庭も少なくないのではないか。
3.保護者・学校・近隣など、監督者の立ち位置を考える
<企業展望>
- 子どもにもプライバシーへの配慮が必要で、ルールを「かわす」造語などによるいたちごっこも発生するなど、監督者の関わり方に再検討が必要である。
- 大人も子どもも一緒に話し合い、学び、オンラインにこだわらず、コミュニケーションの方法は他にもあることを改めて認識することが大切である。
- サービス運営者は、ルール改善はもちろんだが、プログラミング授業のように「教育」の機会まで提供することが求められる。
レポートのダウンロード
※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。