週2回のゴミ出し時に、カラスの大群を見た筆者。
何とか追い払う方法は無いのか?
人間と上手く共存できる方法は無いのか?
と興味を持ちカラスについて調べてみました。
ぜひ、本レポートをご覧ください。
1.市街地におけるカラスによる環境悪化
- カラスが市街地に大量に住み着き、環境や人に被害を与えている。カラスによる苦情・相談件数は、東京都だけでも2011年より13年間、1年に400件前後の横ばいの状態が続く。
- 外に置かれているごみに限らず、ペットのえさも食べてしまうカラスは、ペット数の増加に伴って市街地に現れるようになったと窺える。
- ビルの壁面や歩道に多数のフンが落とされて街の景観が悪化し、不衛生な環境になっている。
2.カラスを追い払う「音撃カラススナイパー」を開発
- 1991年に設立したJA全農のグループ会社である全農畜産サービス株式会社は、高度な専門性とトータルコーディネート力を備えた日本の畜産経営を支援する。
- 「音撃カラススナイパー」を2023年4月に畜産農家や食品工場に向けて販売開始。カメラでカラスを察知してスピーカーから忌避音を鳴らして追い払うことで、音に慣れることなく永続的に効果を発揮。
- 追い払うだけの施策では、移動したカラスが別の場所で被害を与えることが懸念される。
3.カラスの追跡により施策の強化へ
- メーカによるカラス対策は購入者の課題解決がゴールとなりやすく、追い払った後の追跡など本質的な解決に向けた施策には至らないのではないか。
- カラスを傷つけることなく環境への悪影響を減らし、カラスと人が共存できることが理想である。
- メーカーと、カラスの生態を研究する大学や研究所などが協力して追跡や行動分析し、追い払う施策の後に必要な製品やそれを使用すべき場所を明確にすることで、対策の効果向上が期待される。
レポートのダウンロード
※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。