美容と健康の為に、筆者が毎日食べているフルーツ。
一方で、多くのフルーツが廃棄されている現状があります。
「食品ロス」という言葉をよく耳にするなかで、
今回は「廃棄フルーツ」に絞って調べてみました。
さらに、紹介する事例は筆者の趣味とも結び付け、
大好きなサウナ、キャンプと関連させてまとめました。
ぜひ、本レポートをご覧ください。
1. 規格外フルーツの廃棄が環境悪化に繋がっている
- 日本の食品ロスは2020年度に522万t排出。そのうち野菜やフルーツは、生産量1,304万5,000tの14%にあたる179万tが廃棄された。
- 大きさや形、傷、色など市場流通の規格にあてはまらないフルーツは、店頭に並ぶことなく出荷される前に破棄されてしまう。
- 2020年度に廃棄物の焼却によりCO2が2,820万t排出され、フルーツの焼却もその一部であり、温室効果が強まることで地球の表面の気温が高くなる地球温暖化の一因となる。
2.MINAIが廃棄フルーツを使ってサウナアロマを発売
- アーティストのミナイマサシ氏はブランド「MINAI」を2023年に設立し「大切にしたいと思えるモノを。」をテーマに、社会課題の解決に繋がるプロダクトを展開。
- 規格外フルーツから作られた精油を使用してサウナアロマ4種類を販売。30mlボトル1本あたり6,000円台と市場内では高価だが、天然の香りにこだわり上質で奥深い香りを実現。
- 現在は個人向けの通信販売だが、今後は温泉施設など大勢が利用する場への販売拡大が期待される。
3. 想いへの共感から販売拡大へ
- 廃棄されたものから商品を作っていることを前面に出さない販売は、捨てられてしまう原料や地球環境を大事にしたいという賛同者を募るアプローチに余地があるのではないか。
- キャンプ場や温泉施設など商品を利用する施設が増え、多くの人に使ってもらえる状態が理想
- 原材料にまつわるストーリーや生産者の想いを伝えるなど、課題解決に共感してもらい協力を募るアプローチにより販売先の拡大が期待される。
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