1. 動物の保護が多く、殺処分がなくならない
- 2021年度に全国の保健所等に引き取られた犬・猫は58,907匹で、そのうち14,457匹が殺処分された
- コロナ禍のペットブームで販売数が増加した一方で、安易に飼い始めて育てきれず飼育放棄された犬や猫が増えている
- 動物の殺処分を免れるために、ボランティアなどによる保護団体ができるも飼育が追い付かない
2. 犬や猫と暮らせる老人ホームを開設
- 介護施設や保育園を運営する株式会社アプルールでは、高齢者の方が毎日をより楽しく・豊かに過ごせる施設を提供
- 2019年に運営する高齢者施設に保護犬3匹を“正社員”として受け入れ、入居者とふれあうことで癒しを提供し、時にリハビリのパートナーになっている
- 犬や猫の飼育代や人件費に加え、動物取扱業者としての許可取得や感染症を防止する設備整備など、動物を施設に受け入れることに手間がかかることが取り組み拡大のハードルとなり得る
3. 企業の協力で保護先の増加へ
- 保護犬を受け入れるための支援やコンサルを行う企業は乏しく、動物を受け入れる先へのサポート体制が足りないのではないか
- 人間と動物が共に暮らせる環境が増え、保護犬の受け入れ先が増えることが理想である
- 動物と共にサービス展開するノウハウを持つ企業が、コンサルの役割を担うことが期待され、動物保護団体と受け入れ先を繋げて動物が人の代わりとなりコスト回収できるサービス提供が望まれる
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