観光客に魅力ある奈良の街づくりへ

11.住み続けられるまちづくりを

普段から県内の寺社巡りを行っている筆者。
奈良市内の寺社を訪問した際に観光客が少ないと感じ、
奈良の観光産業に興味を持ちました。

飲食店の数も少なく閉店時間も早いなかで、
旅行全体の期待感や満足度を上げるには
どのような取り組みができるのでしょうか。

奈良の魅力ある観光産業の発展によって
たくさんの観光客が訪れてくれればと思います。
どうぞ本レポートをご覧ください。

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1.観光客が激減、奈良では宿泊せず消費せず

<社会課題>

  • 奈良県の訪日外国人の平均宿泊日数は全国最下位で、コロナ以降でも平均1.1泊である。奈良市においては外国人の宿泊客数がコロナ前の2019年約44.3万人から2022年は約2.4万人まで減少してしまった。
  • 夜も賑やかな大阪・京都と隣接している奈良は、日帰り観光が主となり、訪問者数に対して宿泊者数が少ない。
  • 奈良市観光協会は、奈良ならではの体験型教育旅行を推進して、市が誇る1300年の歴史・文化をヒントに持続可能な地域社会の実現を目指している。

2.監獄ホテルで歴史と文化に触れ合える新しい旅を

<解決事例>

  • 株式会社星野リゾートは長野県に本社をおき、「リゾート運営の達人になる。」をビジョンに掲げ、日本の観光産業の発展に貢献することを目指している。
  • 2026年春に国の重要文化財・旧奈良監獄を活用した日本初のホテルを開業予定。明治時代の五大監獄のひとつで唯一原型を留める近代建築。赤レンガづくりで歴史的価値が高く、意匠的にも優れる。
  • 旅行客がブランドだけでなく旅全体に納得してお金を消費し、奈良に留まるかどうかが注視される。店舗は閉店時間が早いので、夜間に出歩ける街づくりとの連携やコンテンツ作りも必要ではないか。

3.行政・民間企業・商店が手を組み魅力ある街づくりへ

<企業展望>

  • 夜間の観光コンテンツを施設単位で見れば設備など費用で解決できるが、繁華街など街づくりをするには事業者単体に限らない地域内の協力体制の構築が難しい
  • 連携する企業や商店が互いに持続可能な採算をとれる経営状態になることが理想である。それまでは、協働する計画に対して補助金や助成金が活発になるとよい。
  • 同じ業態の事業者同士の連携が阻まれないように、相乗効果のあるPRを行えばバランスよく成果を共有できるのではないか。

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