釣りが出来る環境を次の世代へ― 海の恵みの豊かさを守る

14.海の豊かさを守ろう

現代の釣りの楽しみ方と環境問題とこれから

私たちは豊かな自然環境と水産資源があるおかげで
釣りというレジャーを楽しむことができます。

しかし、違法駐車やごみ問題、モラルやマナー問題で
日本の釣り場は減少しつつあります。
魚の乱獲で水産資源が枯渇に向かっています。

この問題を解決するために企業に出来ることを考察しました。
ぜひ、本レポートをご覧ください。

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1. 魚の乱獲が招く食用の天然魚枯渇

<社会課題>

  • 世界で乱獲状態にある水産資源は34.2%におよび、自然が本来持っている再生力を失うと食用の天然魚などが枯渇してしまう。
  • 世界では水産資源の消費量が増加傾向にあり、水産庁によると 1人当たり過去50年で約2倍に増加。人口増加や生活水準の向上による食生活の変化が要因となっている。
  • 魚の枯渇は釣り業界にも危機感をもって影響を与え、例えば公益財団法人日本釣振興会は「いつまでも釣りを楽しめる豊かな水辺環境を次世代へ」をテーマに、動画配信での広報を強化している。

2. メーカー小売りとのSDGs連携

<解決事例>

  • 釣り業界では釣場保護と環境改善に向けた活動から派生して、釣り具の小売り店の大手が SDGs達成への方針を掲げはじめている。
  • その方針に沿った取り組みとして稚魚放流や海辺の清掃活動や釣り具の脱プラスチックがある。それらの資金は、オリジナル商品販売の収益の一部や店頭募金などで調達している。
  • このような環境活動を最大限に活かすためには、釣り人のルール遵守やマナーの認識が不可欠である。

3. 健全なレジャーとして「釣り文化」

<解決事例>

  • 釣り場のマナー問題は根深い。釣り人による不要になった餌容器や仕掛けのポイ捨てや放置、その他違法駐車、立入禁止場所への無断進入などが挙げられる。
  • 個々人のモラルに委ねる状況から脱し、明確なルールを設け、利用者の行動管理が理想である。
  • まずは地域の漁業組合などが中心となり入場料を設けるなどして、ごみ箱や駐車場の整備範囲を広げていくことで、水産資源を守る活動とその危機感を身近に感じさせることができるのではないか。

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※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。

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