自動車部品をアップサイクル

12.つくる責任 つかう責任

現代の自動車は、その素材の90%以上が再利用されています。
一方で、エアバッグとシートベルトは有効な活用方法が少なく、
ほとんどは焼却処分されているのが実情です。

それでも、何とかリサイクルしにくい素材を再利用しようと
商品開発に取り組んだ心惹かれる企業があります。

ぜひ本レポートをご覧ください。

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1. 使用済み自動車、令和2年度は315万台廃車に

  • 使用済自動車の引取台数は、生産台数の約半分を占める年間315万台。約6,000台は不法投棄・不適正保管され適切に処理されていない。(令和2年度)
  • 自家用乗用車の自動車重量税は購入後13年経つと15%アップするため、増額前に手放したい人が多い。
  • 適正処理されない使用済自動車からの有害物質流出による土壌・地下水への汚染等に加え、自動車に使用されている鉄など有用な金属や素材が活用されずに残されている。  

→ 価値を活かす廃棄部品の有効活用とは

2. 廃棄されるエアバッグが‘’激烈おしゃれジャケット‘’に

  • リサイクル会社である株式会社鈴木商会は、社会課題解決に取組む一般財団法人BRIDGE KUMAMOTOと総合企画会社である株式会社スコープと連携してアップサイクルを実施。
  • 特殊な素材のためリサイクルが難しかったエアバッグをMA-1ジャケットにアップサイクルし、特性である耐久性や保温性の高さを活かして2022年2月より社員のユニフォームとして用いる。
  • エアバッグの素材はコーティングされた複合繊維で、特殊な材料は再生できる製品が限られている。  

→ 今後どのようにして再生利用を増やすか

3. 防災用など素材と需要の結び付け促進へ

  • 素材の所有者は、強度や吸水性をはじめ、その素材が持つ特徴の需要を把握できる機会が少ない
  • 素材を必要とする先が増え、再生された商品の幅が広がることが理想である。
  • 「素材の所有者」と「素材の特徴を求める企業」のマッチングを進め、素材はそのままに防災などの役割や機能を持たせて活用先を広げる。

→ 求められる商品開発で自動車リサイクル100%を目指して

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