サーキュラーエコノミー ー 資源効率性の向上

11.住み続けられるまちづくりを

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、
欧米諸国は次々と経済制裁を打ち出しました。
また、日本も石炭・石油といったエネルギー資源の
輸入禁止に向けた方針を表明しました。

レアメタル生産大国からの報復措置を招けば、
製品原料の輸入が滞り大打撃を受けるため、
特に製造業では警戒感が高まっています。

希少金属の自国調達は難しいのでしょうか。

日本周辺の海底にその存在が確認されるものの、
採掘の商業化には技術確立まで時間がかかります。

既に市場にまわる使用済み製品から回収・再利用することが
安定確保において現実的なのではないでしょうか。

資源利用の可能性について、本レポートを是非ご覧ください。

▼ダウンロードはこちら

1. 天然資源の枯渇

<経済成長と人口増加に伴うエネルギー問題>

  • 化石燃料の利用は、石油換算で1965年の37億トンから年平均2.5%で増加。石油や天然ガスは約50年、ウランや石炭は約100年で枯渇すると予測されている。
  • アジアの発展途上国を中心に人口が増加し、世界の経済成長は2016年から2050に年平均およそ2.6%のペースで拡大すると予想されている。
  • 世界のエネルギー消費量は大幅な増加が見込まれ、需要量は2040年には2014年の約1.3倍になり、限りある資源をめぐって世界で資源獲得競争が激化することが懸念される。

消費を変えるために、提供を変える

2. エコで便利な『朝ボトル』サービス

<適環境負荷の少ないテイクアウト>

  • 株式会社T-BOXによる名古屋市の日本茶カフェ『mirume 深緑茶房』は、本格的な日本茶を日常的に楽しめるサービスを提供している。
  • 『朝ボトル』では、お茶の入ったボトルを利用者が朝の外出時に店で受け取り、帰りに空きボトルを返却する。ボトルは再利用可能で、一般的な持帰り容器と異なり廃棄されない。
  • お茶以外の飲料へ展開する可能性も考えられ、そのためには、他店でも取り組みやすい運用が求められる。無人店舗での販売による収益性や、返却スポットの拡大による利便性などが期待できる。

回収して資源効率性を高めれば、ゴミは宝の山に

3.循環経済・資源効率の実現に向けたビジョン

<F循環経済型社会への取り組み>

  • 資源消費量は拡大の一途をたどっている。循環経済型社会の実現には、資源効率性を高め、偏りや依存をなくすことが求められる。
  • 日本では、「都市鉱山」と呼ばれる多様な使用済製品に注目が集まる。それらから価値ある資源を取り出して再資源化すれば、世界の競争にさらされずに原料の国内調達が可能になる。
  • 素材メーカーや製品メーカーはリサイクル事業者など静脈産業と連携することで、新たなリサイクル技術の確立に向かうことが出来る。

限りある資源を新たな技術でリサイクル

レポートのダウンロード

ダウンロードはこちら

※こちらはプレビューです。ダウンロードデータは別紙をご確認ください。

PAGE TOP